北海道美瑛町。



ここは見渡す全てが白でした。





あまりの白ばかりに

白は白でも、

白の中の些細な色の違いを

少しだけ感じれるようになった気がしたのと、





北海道の絵描きさんたちは

どれだけたくさんの白を知っているんだろうと、ちょっと羨ましい気持ちになりました。



芸人のオリラジあっちゃん(中田敦彦)がバラエティ番組

「俺の持論」にて話していたお話が興味深くて。



まあこんな風な内容

「小さな村や島に住んでいる地元の人は、ここには都会と違って何にもないよ。ってみんな言う。けど島の人たちと関わっていくうちに、えっ!!これ何?他で見たことないよ!すごいじゃん!というものに出くわすことがある。じゃあなぜ!それをこの島の売りにしないのか?と聴きたくなる。しかし当の本人たちは

"だってこれ、この島に当たり前にあるんだもん"

と言う。これって私たちの個性と同じようなものなのかもしれない。」



私からすれば田舎には静かで穏やかで豊かな時間がある。


逆に、名古屋に生まれた者として、名古屋に当たり前に

ある特別なものってなんなんだろうって考える。



これについて納得いく答えが出たことが一度もない。

生きるスピード感が速いこと?


でも速いこと自体が良いとも限らない。


イメージした"もの"が、趣味嗜好品、制作材料、生活品などなど

とても広い選択肢で"いつでも"、"自由に"手に入る環境?


という点ではそうかもしれない。



何かに制限をつけず、色々作ってしまう自分には

意外と制作面で影響を受けているのかもしれないな。


もっともっと、

自分も自分の住んでいるところも

自分の知らない、他にはないものを気づけるように

なりたいなと思う。



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話は変わりますが、


美瑛で過ごした3日間。



張り切って外に出たりしたけど、

結局はカフェや喫茶でゆっくり時間。

こんなに雪、雪、雪なら

家の中でゆっくり読書や考え事、妄想にふけったり。



そんなことばかりの毎日も

結構幸せだなあとなんとなく思った。




「自由は制限された中にあるんだよ」

って、友人の言葉を思い出した。




もちろん自由な中にいるときもそれはそれで良いのだけれど、

自由を"意識"することはあまりないのかな。




大きな自由を与えられて謳歌している時間と

制限された環境の中で自由を作りだそうとする時間



どちらの時間も良いけれど、


心に残るのは後者の方なのかな。