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紅葉。



見ていると
かつての自分を思い出す。


大学時代
本当に何もなくて。

ものをつくるうえで
技術も知識も工夫もなくて


よくそんなのでつくっていたなあ
なんて思う。


でも
よくわからないけれど


そのときのほうが
輝いていた部分もある。


なんでなんだろう。


そのときはよく
言っていた。


「不思議なものをつくりたい」


不思議というものが
なんなのか

よくわからなくて
でも惹かれていた。



月日が経っていくうちに、
不思議なものに対する一般的な
なんとなく嘘っぽさというか
胡椒くささのような感覚を

自分も客観的に見るようにしてしまって
心の内に内にしまってしまった。



でも
なんだか

やっぱり 胡散臭くても
自分には大切ななにかのような気がする



なんだろう



大学の時に求めていた


思うようにいかなくて飢えていた
現実の日常から

自分を解放してくれる
小さな夢の世界のような。





でもその世界は
何もかも

うまくいかない現実から
始まっていたんだなあ。




思い通りになることは
良いことばかりではないんだな。