八窪章吾.

岐阜県恵那市で造形制作を行っています。 . オブジェを中心に感覚に語りかけるような . 作品をつくっています。 . HP hachikuboshogo.com

2014年07月

時期と心の話





人生を旅していると、


その時々、またある過ごしてきた一定の時期が

季節のように個性や性格をもっていることがわかります。


ただ、幼少期、青年期などといった共通の期間ではなくて、

あくまで個人的な心の時期。




例えば、

何かに耐える試練の時期、何をしても上手くいくバラ色の時期、何かに没頭する時期、

身の回りを整理して環境をリセットする時期、どんどん新しいことに挑戦していくべき時期、

退屈で何もやる気になれない時期、周りの人に恩返しする時期、自分一人で頑張らなけれ

ばならない時期、自分の殻から抜け出す時、沢山の失敗から学ぶ時期、自分と考えの違う人達を

受け入れる時期、また一からスタートする時期など、




長い人生の中で、こういった時期がいつからとなく

急に始まり、いつとなく終わっていきます。それも一つずつではなく、平行したり

重なったり。



これはきっと、その人が本来持っている運命や使命によって

作られた人生の課題やテーマが、" 達成される為 "に

然るべき時期を選んで訪れるからなのでしょう。






興味深いのは

これらのことが、人間ひとりひとり、世界中のすべての人の

中でそれぞれ行われているということ。




それぞれ異なる課題やテーマを持った何千、何億もの"個人"が、

定められた使命から、課題・テーマが達成されるよう、然るべきタイミングで

それに必要な人やものを引き寄せたり(興味を持ったり好きになることも含む)、出会ったり、関わったりして学び、成長していく。



"然るべきタイミング"で。

後でも先でも出会わないのかもしれない。

同じ人でも、ある時期によって姿カタチも変わってしまうこともありますから。




自分と、自分の周りにいる人達。

その人達はみな自分も含め"ある時期"を過ごしています。


今だから出会っている、関わっている。


そして、時期は本人の人生の課題やテーマと必ず結びついています。



ただ、自分一人では自身がいまどんな時期に入っているのか気づくことは

できないかもしれません。







そこで人は、

人との関わり合いの中で 自分をよく見つめることで、自分がいま何を求めているのか

に気づくことができます。 



また、

周りの人をよく見つめることで、周りの人が自分に対して何を(どんな要素を)求めているのかがわかります。







周りの人ともっと注意深く関わり、見つめていくと、

自分と同じ具合に、いま、その人なりのどこかの時期を

過ごしていることがだんだんとわかってきます。


そうすると、相手方の人生の課題も少しずつ見えてきます。






「袖振り合うも多生の縁」

という言葉がありますが、


自分に関わってくれている人達。

周りの人達。特に近い人達は

いまの時期の自分にとって、必ず何らかの

意味があって周りにいるのだと思います。



そんな方達に対して、

お互いに、

相手にとって本当に価値あるものを提供したい。



そう考えたとき、相手のことを知る。


相手の直面している時期や課題を知ることで


本当にいまの相手に必要なものを

提供してあげられるんじゃないかと

思います。





今のあの人に出会った意味があり、

今の自分に出会ってくれた意味がある。




今を大切に。

今をもっとよく見つめることで、

今をより良くすることができると信じています。

ライムカラー









_DSF2576


_DSF2577

同士



あぁ、セミの声。

夏になりましたね。





今日は同大学の後輩でありながら
今もっとも注目している造形作家さん、
植田くんのアトリエにお邪魔させてもらいに。




造形作家というジャンル自体、マイノリティですが、
中でも粘土での制作人口は数えるほど。


技術は全然及びませんが、勝手や境遇の同じ作家さんと
作品や、制作のこと、考え方について話し合えること、
本当に貴重だなあと思います。  





今日は一緒に制作(といっても2人とも黙々と作っているだけ)させてもらって。



一緒につくっていると、どうやって手を動かしてるのか、
作業のスピード、段取り、盛付け方…など など



言葉よりはるかに情報量が多いことに気づきます。  



また他の人のアトリエでつくること自体、
自分にないインスピレーションが湧くので楽しい。  




「一緒につくる」



 これは一つのコミュニケーション だと思う。



作家のもの作りは一人だけでするもの。  


という概念を変えたい。  



ちょうど良質な喫茶店のように、
目的は違えど
あるどこかの性質が似た
者同士が引き寄せられ
集まれば、  

必要最低限の一体感の中で
みな、思い思いに個々の時間に浸ることができる。  



アトリエカフェ。



やっぱりやりたいなあ。  




そんなことまで考えれた
本当に幸せな時間でした。  



植田くんありがとうまた行きます。

↓↓ 植田くんの作品はこちらのお店にてご覧になれます ↓↓
 http://sipka.jp/brand/植田明志/
 ここで年内に個展も控えているそう。


良い刺激をもらって、僕も前進します。 







糸の繊維が色合いを繊細に、

豊かにしてくれます。



ブローチ。


_DSF2566

















 

アトリエ

久しぶり更新です。






最近は何もしていないかと思いきや、


アトリエ作りに励んでいました。 





_DSF2567



 



ある大学の夏、
制作部屋はがらんとした部屋で、

大きな窓からはすぐ緑が見えて、

静かで
時計が必要なかった生活。





鳥のさえずりで朝を知って

日差しと蝉の声を背に昼を走り、

沈んでゆく太陽と夕暮れを眺め、

静寂と微かに聞こえるカエルの声に
夜を想う。 





思い返す度、贅沢な生活だったなあとしみじみ。
 



今は時計を忘れることはできないけど、


この部屋に居る間だけ、
 




時間を忘れて、

自然のときを感じて過ごせたら。




何をしてても

良い時間になるんじゃないかって

考えて作り始めて。





今の部屋はだいぶ

良い空間になったと思います。




この部屋を育てながら

この部屋で過ごす時間を増やしていきたいです。 









 
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