八窪章吾.

岐阜県恵那市で造形制作を行っています。 . オブジェを中心に感覚に語りかけるような . 作品をつくっています。 . HP hachikuboshogo.com

2016年05月

山を作りました。



コーヒーと一緒にテーブルの上に山が。

山を眺めながらホッと落ち着く午後の時間です。



少し前にご縁があって、

以前から興味のあった
"限界集落"と呼ばれる場所へ行ってきました。

場所は三重県熊野市の
神川町という小さな町です。


(限界集落についてはこちら↓)


ここにはいくつかの限界集落があります。




集落へ行くには舗装されていない急斜面の林道を走ります。

こんなに素敵な木造の校舎も。


65歳以上の方が半数以上を占め、
中には一つの集落に2世帯しか住んでいないところもある限界集落。

私は、限界集落に以前から何か惹かれるものがありました。

ただ、
実際に見て、お話を聞いていくうちに
限界集落は、想像と違い
存続するためには困難な問題や課題の多い場所だということ。
そして、このままでは
次々と無くなり、山へ還っていくのだということを知りました。




私は集落に限らず、
町や村、家、建物など
人が作り出す"空間"に強く興味があります。




居るだけで居心地の良い空間
エネルギーのある町
それらはそこにいる人達が作り出すものだと思います。

一方で、
なんだか疲れる場所
元気のない町
落ち着かない路地など
それらもそこにいる人達が作り出しているもの。

町や、村、集落、それら全ては
そこにいる人と場所との関わりを如実に表すものだと思います。




私が集落を想うとき、
いつも「美しい」というイメージを
思い浮かべます。

あるべきままの自然と人の家々が調和して暮らす、優しく日本らしい姿。



僕はそこにいつも美を感じていたのかもしれません。



今回のことで、私は大好きな
場所に困難な問題が隣り合わせにあることを知りました。


私のつくる八月という小屋は、
一人の人のつくる最小限の空間で、
そこに入ることで
居心地の良さを感じてもらいたい、
新しい何かを発見する喜びを感じてもらいたい

そんな淡い思いを込めてつくっています。



そんな私だからこそ
限界集落に対して何か自分ができることを考え、動き出さなくてはいけないなと
感じました。



唐突に長く重い話ですみません。
ただ、八月の存在がこれほど生かされる
機会は今まででないのかもしれません。


これから少しずつではありますが、
できることをしていきたいと思います。

豊田 終



3日間の豊田市美術館園庭での展示も終了しました。

 、


今回のアルトゥエンから登場したこの子も



おかげさまでお嫁に‥^ ^

母親(?)の気分で見送ります。


さて。イベントも終わり、
次のイベントに向けてまた
感性を磨きます。




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