2018年12月
少し前のお話ですが、
5月のイベントにて初めてオーダーの作品ご依頼を頂きました。
それがとてもとても嬉しかったので投稿させていただきます。
(お写真はお客様の承諾を得てご使用させていただきました)
ご結婚を控えたお二人様からリングピローのご依頼を頂きまして、木と庭のセットを制作させて頂きました。
そんな幸せな機会を頂いて光栄な反面、オーダーの経験もご縁も皆無だった自分は緊張とドキドキで爆発しそうな制作でした笑
いつも自分の好きなものばかり作っている私は基本期待も何もされてないものを作っているので、最初から期待をされている今回は本当に些細なことに「喜んでくれるのかな…」と不安で、まるで何年も作ってるとは思えない不安ぶりでしたm(_ _)m
その分お客様が喜んでくださったのがとても嬉しかったです。
あらかじめモチーフや形が決められた制作なので、自由度は少なく、そこに個性お客様らしさを入れることは難しいのですが、
ただ、お会いしたときのお客様の素朴で優しそうな印象から、穏やかな佇まいの姿に少しでもなればいいなと、なってほしい、なってほしいと願いながら作りました。
大きく形が何かアレンジされている訳でもありませんが、なんとなく、なんとなく思いに近づけられたのかなと自分でも思っています。
作品を作る上で、
目に見えるわかりやすい形の特徴作りばかりが個性やらしさをかたちづくる訳ではないのだなと学ぶ機会になりました。
そして、
作り手一人で完結しないものづくりって楽しいなあと改めて感じました。
一人一人の使う人にパーソナルに寄り添い、一緒になって作るものは、より強く長く人の心に残るものだなと思います。
そんなものももっと作っていけたらと思います。
そのような機会をくださったお客様に感謝です。長く使って頂けたら幸いです。
本当に有難うございました。
ある"モノ"と出会う
誰かはそれを価値がないという
でも私はじっと見ていたくなる
しかし見ただけではわからない
触ってみる
触るだけではわからない
考えてみる
考えるだけではわからない
聞いたり調べてみる
聞いて調べてみてもやっぱりわからない
遊んでみる
遊んでみてもなんとなくまだわからない
いつしか気づくとずっと一緒にいる
少しだけわかったようで
やっぱりまだまだわからない
誰かはそんなものには価値がないという
私はそのものがわからなくなる
でも
わからないをわかろうとするために
使ったたくさんの時間が
あなたに
それがどれだけ自分に価値があるものか
教えてくれる
価値は他人がつくってくれるものではない
自分で見つけてつくって
育てるもの
一人でも多く
価値について
自らが自らの足と頭で考える
世の中になることを願っています。