八窪章吾.

岐阜県恵那市で造形制作を行っています。 . オブジェを中心に感覚に語りかけるような . 作品をつくっています。 . HP hachikuboshogo.com

思うこと

2021年

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新年明けまして
おめでとうございます。

2021年
多くの方に
光の降り注ぐ年に
なりますように。




(最新の記事投稿はinstagramにて)

2020年 終

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最近投稿が遅れ遅れており
すみません。

instagramが最も最新記事をあげて
おりますのでよろしければどうぞ。





以下文



今年一年
終わりますが


長年理想を思い描いていた
この一年像は
はじめから打ち砕かれ

新しく始まった時代に合わせて
生きることと
つくることを
必死に追い求め続けた一年でした。



この一年は誰にとっても
内から外から
大きな変化を強いられた年でしたね。



私は新しいことを始めたばかりで
また新しいことを始めてばかりで…


でもそれによって
私も知らないたくさんの作品たちや
いきものが生まれたこと

またそれに心を注いでくれる
方と出会えたこと

とても嬉しかったです。



今年、展示を見てくださった方
作品を買ってくださった方
ネットから応援してくださった方

本当にありがとうございました。




ただ新しいことをすると
必ず可能性が増えるかわりに
大切な自分の中心から
ずれてしまう恐れも
もっていて。


今年はたくさん新しいことをしたので
来年はもっと

日々の
大きなことから小さなことまで
心の中心をとらえる精度を
高めていけたらなと思います。





来年もつくることをしたいと思います。
また来年は
つくる人たちの灯が
どうか消えないように
手を取り合っていられるように
動ける年にしたいです。


来年は良い年にしたいですね。
良いお年を。







「マスター」
(幻冬の小小屋にて)


彷徨

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ここがどこなのか
わからない状態に
とても魅かれる。


遠い道中の
下道の合間で

ふと留まりたくなる場所がある。



何かに心魅かれるままに
その正体を探しているうちに
だんだんと冷静さはもどってきて


・


ここはどこ?


となる
瞬間がすき。




紅葉

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紅葉。



見ていると
かつての自分を思い出す。


大学時代
本当に何もなくて。

ものをつくるうえで
技術も知識も工夫もなくて


よくそんなのでつくっていたなあ
なんて思う。


でも
よくわからないけれど


そのときのほうが
輝いていた部分もある。


なんでなんだろう。


そのときはよく
言っていた。


「不思議なものをつくりたい」


不思議というものが
なんなのか

よくわからなくて
でも惹かれていた。



月日が経っていくうちに、
不思議なものに対する一般的な
なんとなく嘘っぽさというか
胡椒くささのような感覚を

自分も客観的に見るようにしてしまって
心の内に内にしまってしまった。



でも
なんだか

やっぱり 胡散臭くても
自分には大切ななにかのような気がする



なんだろう



大学の時に求めていた


思うようにいかなくて飢えていた
現実の日常から

自分を解放してくれる
小さな夢の世界のような。





でもその世界は
何もかも

うまくいかない現実から
始まっていたんだなあ。




思い通りになることは
良いことばかりではないんだな。

旅記

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少し長い旅を終え

恵那の家に帰ってきて
数日。




迫る展示、催事に向け

黙々と取り掛かる日一日の中で


ふいにぽつぽつと
思い出される情景たち。



美しい景色、空間。

人たちと時間。



特に私は静かにゆっくりできる
文化的な空間が好きで、


そうなると
自然と古書店か喫茶に
落ち着いてくるみたいで。


蓋を開けてみると
行った場所のほぼがどちらかで。



お店。



静かでうつくしい時間を
追求しようとすると

直面してしまう経営的な問題。
場所は違えどどこも同じなんだなあと



私はものを作っている身でありながら
大切な お店 がその お店 であるために

何か役に立ちたいと
そう思い続けている。



消費されていく
価値代替の効くお店ではなく


そのお店でしか感じられない
得られない魅力を
価値にできるように。



旅の中で
少しずつ 作品のお取り扱いや
展示の機会のお話を頂くことができました。



その場所でしかできないことを
形にしていきたいと思います。



まずは目前の個展。
頑張ります。












岡山

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ドアを開けた先に

全く違う世界が広がっている。



そんな空間を見つけるのが幸せ。



山の上にある

異世界空間。



立地も含めて

物語を感じる素敵な場所。





名曲喫茶
「時の回廊」



京都

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入店してから出るまでの間

店内のお客さん

ほぼ誰も声を発さなかった。


多分。



幸せな空気だった。




京都

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自分が行きたいと思う
場所や空間は


ほとんどが
写真撮影を歓迎していない 
ところだと

最近気づいた。



ということで
今回の旅はほとんど
写真に残っていきません。



ただ、
写真も好きだけど
安易な方法に甘えず
自分の感性と記憶を
信じてみるのも

旅だからこその
醍醐味なのかもしれません。






本当に本当に行きたい場所は
一つの県に1つか2つ。


そこに行ったら

その後の予定が
全て吹き飛んでしまうくらいの
場所にたまに出会うことがある。



そんなときが幸せ。



湯人



深夜銭湯。



ながく湯に浸かって  

頭がぼんやりして


ぼんやり前を見ると

まるで天国にいるような
顔で寝ているひとがふたり

真ん中の湯船で

しらないふたりが
ふたりとも口をあけて
天国のように寝ている


自分のすぐ隣には
もう30分以上
同じ椅子にもたれて
ずっとうなだれて寝ているひと


足のながいひと


全体的にひょろながいひと


ふっくらしていて
とても肌全体ががツルツルなひと


つま先がつんつんと歩くひと


かおが水のように澄んだひと



自分は

ひとが好きなんだなあ。


生き物の中で
なにが一番好きですか?
聞かれたら


迷わず

ヒト

と答える。



あくまでも

社会的な 
ではなく


動物や生き物
としての
ヒト


が好きなのである。






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昔から



楽しい旅行の出発は朝


旅の出発は夜



と決まってた。





ひとりでいられる時間が


自分でいられる時間が


長いからだろうか。




夜。



誰でもない時間を生きる。



ただ


ただ



しらない世界へ。

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