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私が森について思うこと



恵那の山あいに移住して早2ヶ月。


私にとって
小さな頃から親しみを覚えていたはずなのに
どこか他者の関係のままであった"森"。


そんな"森"が

今は家を囲うようにして存在していて
一日中 意識できるような環境になって

もう他者ではなく関わるべき存在と
なっている。
 
マンション暮らしだった頃は
毎日、何か新しい刺激を探し求めて奔走して 
いたけれど

恵那にきて森をあるいていると
同じ森なのに、いつもあるくたびに
小さな新しい発見がある。


・


私は "発見する" という行為が好きだ。


発見する という行為は

多くの、見えているものたちから
なにかを選びだす というよりも 
見えないなかから
なにか光るものを見つけだすような
なんとなく"宝探し"のようなもの

と思っている。


木々のかたちや
新芽の芽吹き
葉っぱの色合い

光と陰がつくる
同じ色とない緑

最近では、森をあるく行為が
いつしかうっすら宝探しのように
思えてきている。


こんな気持ちを誰かと
特にかつての私のように
森がすこし疎遠になっているあなたと
共有したいなと

思う。




(森の展示 冒頭)